回想Viva la Vino

Category : diary
Date : 2015年10月26日

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Viva la Vino(2015.10.10–18)に出品させて頂きました。ご来場の皆様、ありがとうございました。

 

この度の展示会に、自分のような異なるジャンルの者を誘って頂き、主催者の江口さん(KAIRI EGUCHI DESIGN)には本当に感謝の気持ち、山盛りである。オファーを頂いた当初、自分の抱えるいくつかの理由(、心情)により、まずはどうやってお断りしようか…と数日悩んだのを未だに覚えている。また、参加の意思を出した後も、他の参加者が誰であるか、何人参加なさるのか、はたまた江口さんご自身も新作を出品する予定なのか…、怖くて聞けなかった。プロダクトの方々ばかりが参加する展示会なのでは…?とビクビクしていた、というのが本音である。

また、展示期間と場所を聞いて、自分が在廊出来る日が一日もないのでは…、という懸念があった。人任せな態度を取ってしまっては、もうデザイナ−と名乗ってはいけないだろうと日々心のどこかで思うことはあるが、実践出来ているかどうかと言われれば、自分の場合トータルずっと出来てきていないだろう。この度の自分の参加態度も反省することが多った。これからはKAIRI EGUCHI DESIGNの方々は勿論のこと、“天ちゃんズ”には足を向けて寝れない…。(いろいろ、ご迷惑をかけましてスイマセンでした)

出品作品について。主催者である江口さんからは、あまり作品に対しての規定を出してこなかった。自分の考える〈服飾デザイン〉は、あくまでもそのシーンに違和感無くとけ込んでいて成立しているのがいいシチュエーションの一つだと考えるところがあって、それは「あの人、キレイ」とか「あいつ、カッコいいな」…と印象を与える人が居たとしても、じゃぁ「その件の人は実際どんな服装をしていたか」と振り返った時に「色合い」とか「その人の表情」とか「言葉」とか「印象の輪郭」とか…しか、詳細に思い出せなかったりするが、でもそれには何かがきちんと機能していて、それらが少なからず影響を与えているはずだと考えてしまう。洋服のディテールやコーディネート、つまりは考えられたデザインが、別の要素と共存しながらそこにはある気がしてならない。そして、そういった作品を作りたい(≒仕事をしたい)と度々願う。そして、この度もそういう作品を作りたいと思った。

でもって、Glass Studio Caloreさん、中井しゃん、ミヤケちゃん様、この度の表現を相談に乗って頂いて、一緒に組み立てていってくれて、本当にありがとうございましたー(T ^ T)

江口海里について。私自身、自分一人がやりたい事を進めて、それによって“ある総体”であったり“全体”をも良くしたいという物事の考え方や活動…には、少し違和感を感じてしまうという気持ちがある。そのような気持ちを江口さんとの交流の中で再確認させられる。Viva la Vinoで江口さんが一番カタチにしたかったであろう事、それをきちんと自分の中で考え、消化なければならないと深く思う。江口さんとは、同じ時代を生きていたいと思う。

デザイナ−の方々。皆さん、本当にデザインや表現に向き合っているんだな、とホレボレした。かっこいい。

Viva la Vino19:30。お疲れ様でした。ありがとうございました。

Akira Ito / 伊藤彰さん(@plugdesigner)が投稿した動画 –

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