作品出品のお知らせ

Category : news
Date : 2018年7月20日

グループ展「写真は光によって出来ている展。」に参加します。「モナリザ」と題した手焼きプリント(バライタ、カラープリント)を6~10点、展示予定です。よろしくお願いします。

モナリザ

洋服(及び、服地用図案)をデザインする際において、シュミレーションしたいと思う箇所はデザイナーにとって当然異なると考えている。

今回は、服飾デザイナーとして最高峰の技術を持つ≪ダヴィンチ≫という架空の人物をイメージした。彼は、デザイン~製造における過程ではシュミレーション(、…と同等の行為)を行わずに、思い通りの製品を生み出す事のできる人物である、と前提を決めた。

ただし、彼がデザインをおこす前に行う事、それは彼の専属モデルをプライベートに撮影する、というもの。それが、おそらく彼にとっての唯一のシュミレーションとなる。

この度、カラーフィルムとモノクロフィルムを使い分けた。彼がイメージに色をつける瞬間とその手前、彼の網膜に映る像を表現しようと試みた。モノクロのイメージは、洋服のフォルム…具体的には型紙のデザインのみに集中し、彼が見ている世界。第二段階で、洋服の色や着る者のシチュエーションを彼はイメージする、それをカラーで表現した。当然、第一段階と第二段階の工程が逆になることもあるだろう。

そして、彼の撮影した写真に写っているモデル、もしくは写真のイメージ、彼の網膜に映る女性像を称してモナリザ≫と、この度名付けた。

ダヴィンチ(撮影者)は、近代ドレスメーカーである。

モナリザ(被写体)は、ダヴィンチの専属フィッティングモデルである。

ダヴィンチは、この撮影の時点で、モナリザに着せる次のドレスの創造を既に終えている…という。

写真は光によって出来ている展。

 

お、お手柔らかに~…(;´Д`)

 

(2018-07-23追記:ロゴデザイン画像を追加しました。コンセプト動画を埋め込みました。)

 

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