study33

Category : study · No Comments · by 2018年5月21日

study32 から引き続き…。QSS GreenIII関連のログ。

フォトスタジオヨシオカさん主催の「業務用プリンターでプリント体験会」に参加。高精細ドライプリンターQSS GreenIIIでインクジェットプリントを出力するために、最終的にオペレーションソフトウェア EZ-Controllerで、どのような工程を経て微調整を行うのか…そして、どのように理想的なプリントを仕上げていくのか…を体験させて頂いた。

何より、NORITSUの最新機のひとつであるQSS GreenIII  がどういった機体なのか…、個人的には大変気になる所ではあったワケで…。(2018年6月5日から開催される「PHOTONEXT2018」に展示予定のこのプリンターをフォトスタジオヨシオカさんに行けば、もう利用できる、と。)

この度の体験会では、3カットをデジタルA4サイズで仕上げるのが目標。2Lサイズでテストプリントを行い、そして印画紙はマット紙で選択させてもらった。

 

EZ-Controller 操作画面。多くの人にとっては、見慣れない画面…のような。

 

1カット目。①まずはneutral設定にて。

この画像は、Revolog 600nmで撮影したフィルムをヨシオカさんにて現像→フィルムスキャン→CD保存…をしたものである。まぁ、つまりは、フィルムスキャン→QSS GreenIIIで印刷という、QSS GreenIIIシステムの中で印刷までのすべてのワークフローを完結するイメージ。

もし、現像したフィルムを、自宅やその他の場所で、異なるスキャナーでデジタル画像を作り、その後、そのデジタル画像をQSS GreenIIIシステムを利用して印刷、という工程であれば、neutral設定でのプリントには色の差が出る…のだろう。

 

一枚目をテストと見立てて、②少しコントラストをあげる。当然、EZ-Controller、というかQSS GreenIII の操作は初めて。右も左も分からないので、まずはヨシオカさんのアドバイスを頂きながら、簡単な操作をしてみる。

 

③勉強のために、バーを逆方向へ。同じ数値分、逆にコントラストを下げてみた。

 

②かな…。また、これ以上コントラストを上げる、というか、赤~青系のグラデーションをギラギラにしたくない…ような…。

印刷して実物を見ると、経験の少ない自分でも、プリントに差が出ている事が分かる。

(この画像は事前にpohotshopで開き、ヒストグラムをチェックしていたため、ほとんどイメージ通りに印刷されているが、あとはプリンターと印画紙の組み合わせによって、目で見てどう印象が変わるか…、それによってどのように微調整しようか…という部分の話。)

また、エフェクトフィルムは、カラー暗室(引き伸ばし機で手焼き)で行うとこれまた結果が異なって出てくる。大きな違いは、フィルムスキャンの時点でスキャナーが行う適正補正…デフォルト設定でもマシーンが綺麗に行ってくれる…その画像を操作する、というものと、暗室でフィルムを自らの手で…引き伸ばし機のカラーフィルターを操作して、光を透過させて印画紙に焼き付ける…その画像を操作する、という所にある(…という事だからかな?と思っているのだけれども…。うまく文章にできない…。)

だから、暗室でカラーを引き伸ばし機で手焼きした結果に、もうちょっと感覚が近いプリントと言えば、アナログ露光の機械焼き…となるのだろうか…。もちろん勝手は違うだろうし…、セッティング状態やマシーンの個体差によって風合いも変わってくるだろうし…、それぞれ良さがあると思うけど…。やはり、プリントしてみたい…。名古屋に行きたい…。カラープリントにもいろんな方法があるのか…。どの工程を選んだとしても、常に美しいモノを目指したい…。ふむ。

 

2カット目。この画像は、sony α7Ⅱで撮影したものをphotoshopで仕上げたもの。また、この画像は、フィルムカメラ用レンズを使用して撮影したもので、個人的には近代レンズを使用した画像に比べるとやや描写に違和感を感じる。画像解像度や画像サイズは圧縮せずに、モードはAdobeRGB。つまり、sRGBではなくAdobeRGBのプロファイルを埋め込んで画作りを行った画像を、QSS GreenIIIの基本設定で、まずは印刷結果がどのように出るのか…、事故ることなく出てくてるのだろうか…という体験。

 

①自分でphotoshopで最終チェックしたままの状態、②はさらにEZ-ControllerでCMYK値の操作(?)の項目で「K値を下げる」操作を行った。(*緑の矢印)

うん、この画像は①のままで良いと思う。意図した箇所が、印刷後も確認できたし。…たぶん、良し。

この辺りは、「写真」というジャンルでなく「AdobeRGBモードで200~350ppiあたりでデジタルイラストを描いていたり、デジタルコラージュを行っている」タイプの人にとっては、インクジェットプリンターのとっても気になる部分なのではないだろうか…。

 

ってか、sony α7Ⅱって、印刷したら一気に凄さが分かった気がする… やっぱしフルサイズセンサーって凄かったのね…。はっ、印刷LOVEへの道が…(;´Д`)

 

3カット目はグレー領域。モノクロフィルム。この画像はRevolog Snovloxで撮影したもの。

 

まず、この画像について、ヨシオカさんにアドバイスを頂いたこと。モノクロというか、プリントは見る角度、場所によって、光の反射や何やらで色味が変わって見えてしまいます…、との事。(*ヨシオカさんは、もっとちゃんと説明してくれましたが…すみません。)

 

そう、まさにそう!グレーの印刷って、絶対に一筋縄ではいかないよね…(;´Д`)

だから、最終の出力段階で確認し、その上で「やや赤みへ、もしくはやや青みへ」と微調整を行いたい、と考える人は多いと思う。それに、例えば「このグレーは赤く見えるからもっと、赤みを抜いて!」と言われても、簡単にM値を減らせばイメージ通りに印刷できる、って話でも、きっとないよね…(;´Д`)

 

(´;ω;`)ブワッ

 

グレー、難しい…。何故、手焼きプリントをしてみようと暗室に入ったのか…思い出してしまう…。

 

しかし、それでもモノクロ写真っていいよね…(;´Д`)

 

さて、3カットとも出力設定が決まった、と。しかし、ここからさらにヨシオカさんからのアドバイスは続く…。

 

QSS GreenIIIは、1440×1440dpiの解像度設定。しかし、QSS GreenIIIには、さらに印刷用のプリントチャンネルが新たに追加されている、という。プリントチャンネルとは、私には聞きなれない単語ではあるが、プリンターのヘッドの動きがさらに細かく、デフォルトの状態よりも時間のかかる印刷になる…、そのようなプログラム?プリンターの出力プロファイル?みたいな設定…らしい。

とりあえず、この設定では、ヘッドの動作音が変わり、プリントの描写が変化した。このプリントの仕上がりに、目新しさを覚えて大変驚く。これは、写真用として、面白い印刷方法なのでは…。

 

こういう写真なら…、と。こちらも最終調整。この操作にも、感動を覚えた。この操作をうまく言い表すことは出来ないが、しかし、ホントに凄いと感じた。実際のプリントを見ると、この差が出るのと出ないのでは、印象がガラッと変わってしまう…。なんとまぁ…。

 

また、画像を引き伸ばすと、やはりイメージも変わってしまい、箇所によっては色味すら変わってしまったのでは?と感じてしまう所も出てくる。大きく引き伸ばして良くなる画像も、逆に荒さやノイズが出てきてしまって悪い印象になってしまう画像もあるだろう。

 

 

Akira Ito / 伊藤彰さん(@plugdesigner)がシェアした投稿

 

Akira Ito / 伊藤彰さん(@plugdesigner)がシェアした投稿

HPやSNSで公開したり、PCやスマフォで見るのが目的だから…と、印刷をしなくても写真が存在している。実際に、印刷物はその人の生きる空間にマッチしたり管理するスペースがないとかさばってしまう。

「業務用」という単語に、必要以上にマイナスのイメージを抱いているのだろうか…と感じてしまう方々と出会うこともある。

記録のとり方も、人それぞれだと思う。

展示するからプリント…。人に見てもらうために…。しか、写真は存在しないだろうか。

…などなど。

 

良い体験が出来ました~。ありがとうございました~。