ExaktaVarex IIa

Category : camera&lens
Date : 2017年1月1日

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ExaktaVarex IIaについて、ちょっとログ。

このエキザクタは、早田カメラ店さんのHPを見て気になって浅草に行き、購入したもの。といっても、エキザクタは最近クラシックカメラに興味を持ち始めた初心者には分からないことばかり。調べるにも情報が少なかったり、オールドレンズブームで「人気が無い」「どこにでもある」「安く手に入る」といった情報もすでに古く、ネットオークション等でしか見当たらない。購入する以前の〝気軽な〟情報に出会えないイメージがある。店頭に僅かに並んでる中古品も、稼動してくれるか分からずに初心者には手が出しにくい。メンテナンスも心配だ。…ということで、早田カメラ店さんには行きたかったワケである。

しかし、このエキザクタ、お店に置いてあった(HPで興味を持った)状態のエキザクタではない。このヴァレックスにはアイレベルファインダーとDomiplan2.8/50(?)が付いていた。それを私の話を聞いてくれた店主の早田さんが、ウエストレベルファインダーと「それならこのレンズが面白いかもね」とXenarに交換してくれたのであった。それで、ちょっと調べてみた。    

シリアルナンバー(818000-850000)によると、このボディの正式名称は「EXAKTA Varex IIa Version1 1957」。この前のヴァージョンである「EXAKTA Varex VX Version5 1956」から引き続き、シャッタースピード150の設定がまだ残っている機体がヴァレックスIIaの Version1。Version2からシャッタースピード150はなくなる。

と思ったら、この機体にはシャッタースピード150がない。ということは、 「EXAKTA Varex IIa Version2 1957(シリアルナンバー850000-860000)」だろうか…。もしくは、どこかの時期に部品交換されたのかも知れないし、シリアルナンバーが850000に近いから実際はこのような機体があったかもしれない。参考文献にしている本の記載が正確ではない可能性もある…かな?いずれにしろ、今の時代に自分の手元で動いてくれることに感謝である。

このウエストレベルファインダーは「Hooded Viewfinder,Version4,1956」っぽい。

「このXenarはヴァレックスⅡではなく元々はキネエキザクタに付いていたレンズだから、ヴァレックスに装着する時は少し硬いよ」と教えてくれた。「Xenar pre1940 50mm f2.8 manual」。1940年以前?製造のレンズ。

スプール。エキザクタだからもちろん左側にある。

また、このXenarをsony α7Ⅱでも試してみた(Walking Lady Walking Girl_5)。独特の味わいを持っているレンズのように感じ始めている。もちろんフイルムでも試し始めているが、結果を焦らず、まずはこのカメラとレンズをゆっくり楽しみたい気持ちだ…。まずは趣味でいい。…はず。

このエキザクタから何かを学びたい。左利きの自分は、左側にシャッターボタンがあるのも何となく愛着がわく。存在も操作も面白いカメラだ。生涯お世話になります。

参考文献:Exakta CAMERAS 1933-1978

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