作品出品のお知らせ

Category : news
Date : 2018年11月11日

「Assembling Infinity_04」に参加します。「モナリザ」(制作時期2017-2018)と題した10点の手焼きプリント(バライタ/カラー)をAlt_Medium様(東京)で展示予定です。

*こちらの展示物は京都で開催されたグループ展「写真は光によって出来ている展。」(2018.7.25-29)で展示した手焼きプリントと同じ内容となります。また、12月に開催予定の「RIVIERE Exhibition 2018」(大阪)でも展示予定です。

 

ダヴィンチ(撮影者)は、近代ドレスメーカーである。モナリザ(被写体)は、ダヴィンチの専属フィッティングモデルである。ダヴィンチは、この撮影の時点で、モナリザに着せる次のドレスの創造を既に終えている…という。

 

〔Statement〕

洋服(及び、服地用図案)をデザインする際において、シュミレーションしたいと思う箇所はデザイナーにとって当然異なると考えている。

今回は、服飾デザイナーとして最高峰の技術を持つ≪ダヴィンチ≫という架空の人物をイメージした。彼は、デザイン~製造における過程ではシュミレーション(、…と同等の行為)を行わずに、思い通りの製品を生み出す事のできる人物である、と前提を決めた。

ただし、彼がデザインをおこす前に行う事、それは彼の専属モデルをプライベートに撮影する、というもの。それが、おそらく彼にとっての唯一のシュミレーションとなる。

この度、カラーフィルムとモノクロフィルムを使い分けた。彼がイメージに色をつける瞬間とその手前、彼の網膜に映る像を表現しようと試みた。モノクロのイメージは、洋服のフォルム…具体的には型紙のデザインのみに集中し、彼が見ている世界。第二段階で、洋服の色や着る者のシチュエーションを彼はイメージする、それをカラーで表現した。当然、第一段階と第二段階の工程が逆になることもあるだろう。

そして、彼の撮影した写真に写っているモデル、もしくは写真のイメージ、彼の網膜に映る女性像を称して≪モナリザ≫と、この度名付けた。

 

「Assembling Infinity_04」

  • Studio Moriva / 伊藤彰 / 木村皇貴 / 武藤裕也 / 吉原料人
  • 2018年11月15日(木)〜20日(火)12:00~20:00 ※最終日~17:00まで
  • Alt_Medium 〒161-0033 東京都新宿区下落合2-6-3-102

 

イベントURL : http://altmedium.jp/post/178783455334/assembling-infinity-04

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