R012_4
R012 …リヴィエール写真部員R012のログ。
モノクロ暗室フィルターワークショップ(中級編)。コントラストを決める号数フィルターを複数使用する「スプリットフィルター」について学ぶ。
何故、スプリットフィルターをするのか?
1枚のネガをプリントする際、どうしても1枚の号数フィルターでは綺麗に仕上がらないことがあります。そんな時は、複数の号数フィルターを組み合わせてプリントをします。このことを「スプリットフィルター」といいます(呼び方がクール◎)
呼び方がクール~╰(‘ω’ )╯三
これまでの自分だと、〝2号フィルター段階露光→適正時間によるプリント〟もしくは〝2号フィルター段階露光→適正時間によるプリント→3号フィルター? or 1号フィルター? レンズ絞る?〟というように、1枚の号数フィルターでプリントをするという選択肢しかなかった…。(まだ暗室経験が数回というニワカなだけなんだが…)
スプリットフィルターで何をしたいのか?
1枚のプリント(つまりは写真)の中で、出来るだけ多く、色の諧調を表現したい…。モノクロのグラデーションをなだらかに…。
これに尽きる…。
これは、色のキワはどうするのか?というコントロールの話にもつながる。…はず。ハイコントラスト…バキバキな表現とは違った魅力があると思う。
これまでは、0号、1号、2号、3号、4号、5号フィルターの存在しか見ていなかった。しかし、今回のテストピースでは、3号と4号の間の結果を見たくなった。
ついに使うのか…1/2フィルター(( ;゚Д゚))ブルブル
- 上:F11、3号1/2フィルター10秒。
- 下:F11、1号フィルター6秒→3号1/2フィルター8秒。
写メだと分かりにくいが、どちらもいい味が出ている。なだらかなグラデーションを表現しようとするのもよし、1枚のフィルターで表現を完結しようとするものよし…。もちろん、ハイコントライトな方向へ行くのも良し。
「プリントで表現しやすいように…」と、キレイなネガを作ろうと意識してシャッターを押すのか。はたまた、「これは手焼きで救えるネガなのでは?」「面白く表現できるのではないか?」…と、シャッターを押す際にはその時のシチュエーションに集中しようとするのか…。
なんとなくだが、過去撮ったフィルムを見直してみたくなる。
今回のネガはそういった意味では、難しかった気がする。しかし、スプリットフィルターでいいプリント表現が、初心者なりにも出来たのではないか…。
まぁテストピースは増える…けどね(;´Д`)