study22
ADOX SCALA 160 BWを初めて使用しての感情とstudyのログ。
ADOX SCALA 160 BW。アドックスの白黒ポジフィルム。〝ポジフィルム=カラー〟だと錯覚していたこれまでの自分にとっては衝撃的な存在。
ポジなのに白黒。白黒なのにポジ……(;´Д`)
ちゃんとメジャーな規格っぽい。今まで気づかなかったが、スキャンしようと思ったらモノクロポジフィルの選択肢が用意されている。一昔前は、もっと手軽に購入できたのだろうか。
フィルムカメラを触り始めたときは、現像後のフィルムを自宅スキャナーでスキャン(デフォルト設定に)し、ホコリ除去の作業をPhotoshopを行うというスタイルだった。それが、暗室にて引き伸ばしプリントを数回行い、何事も勉強だと思いLightroomも触わり始めてみると、スキャン後にPhotoshopやLightroomにて焼き込む(?という言い方で合っているだろうか…)、もしくはスキャナーで画像データとして読み込む際の設定をデフォルトから少し変更したりしてみたり…等々と、試行錯誤するようになる。
そして、現在はスキャナー(デフォルト設定)→PhotoshopのCameraRaw→ものによってはphotoshopにて仕上げる…というスタイルになったと思う。〝仕上げる〟というのは、フィルムから湧いたイメージにより近づけさせようとしたり、暗室にて行う微調整をデジタルで行う、といった感覚。
1年前くらい前だったら、上の写真のように仕上げたと思う…、が。
この度は、このようなイメージで仕上げた。画像が反転していない現像後の白黒ポジフィルムを見たのでそのイメージが自分の中に根強く残ったのと、あと、これはリヴィエールさんでスプリットフィルターであったり銀塩プリントの表現の広さを教えてもらってた…からだとと思う。
もちろん、webで公開する画像と紙にプリントする画像には違いはあるだろうし、見る環境によっても見る人によっても印象も変わるだろう。ただ今回は、味付けも濃くなりすぎるとせっかく素材を変えているのに最終的に同じになってしまっては面白みも欠けるのでは?…と頭を過ぎってしまった。
まぁ、また考え方が変わっていくとは思うが…。
たぶん、急に思い出して使いたくなるんじゃないかな、って思う白黒ポジフィルム。
ポジ用印画紙…って、もう手に入らないのかな…。